ソウルに行く際LCC(格安航空会社)を利用すると、帰りの便の搭乗口が遠くになるケースがあります。
搭乗券に載っている搭乗ゲートが101~270番の方は、出国の手続きを済ませた後に、シャトルトレインに乗って、別のビル(コンコース)への移動が必要です。
この記事では、そのコンコース(搭乗棟)に移動した後にどのように過ごせるのか?どんなお店(買い物・食事)があるのかについてご紹介します。
結論から言うとコンコースは利用者も少なくゆっくりできますし、施設も充実しているので早めに移動することをオススメします。
その理由として実際にコンコースを何回も利用している筆者が写真を使いながらご紹介していきますので、ぜひ最後までお読みください。
コンコースって何?どこにあるの?
看板の写メなので、ちょっと見にくいかもしれませんが…これが仁川空港第一ターミナルの全体像です。
写真の下の部分が第一旅客ターミナル、そして上部の横長の棒状のビルがコンコースになっています。
仁川空港第一ターミナルから出発する人は、まず下部(ウサギのカチューシャw)の第一旅客ターミナルビルに行きます。
そしてそこで行うのが以下の3点です。
- 航空会社のカウンターで搭乗手続き
- 保安検査場で手荷物チェック
- 出国審査
これらが完了すると、搭乗時間まで自由時間となり、免税店でのショッピングや飲食店でのんびり出来るようになります。
しかしコンコースから出発する人は、出国審査が終わった後に、シャトルトレインに乗ってコンコースへの移動が必要なんです。
ちなみにシャトルトレインで移動する距離は約900mで、乗っている時間は2分程です。
コンコースへの移動方法は?
前の章でお話したように、出国手続きが完了し免税エリアに入ると、真正面にこのような案内板があります。
シャトルトレインの最寄りの乗り口を教えてくれるので、その方向に向かいます。
※今回は左方向に110メートルの移動。
するとこのように地下に降りるエスカレーターを発見!
長~いエスカレーターを使って、地下までおります。
※地上3階から地下への移動なので、まぁまぁ長いエスカレーターです。
エスカレーターを降りると、そのままシャトルトレインの乗り場となっています。
今回はコンコースから出発する方に向けて記事を書いていますので、第2ターミナル行き(オレンジ)に関しては割愛させて頂きます。
シャトルトレインは3~6分(平均すると5分)間隔で運航しているので、そんなに待たされる感じはしません。
そしてシャトルトレインに乗って2分でコンコースへ到着。
コンコースに到着したら、また長~いエスカレーターで地下から3階まで上がります。
このように分かりやすく表示されているので、自分の搭乗ゲートが分かっていれば簡単に向かうことができます。
コンコース内にはどんなお店があるの?
コンコース内のマップはこのようになっています。
免税店(青い部分)
新世界免税店が入っているので、免税でのお買い物を楽しむことができます。
・食品
・酒類
・タバコ
・アクセサリー
・衣類
・時計
・おもちゃ
・電気製品
などの買い物が可能です。
またブランドとしては
・MCM
・Salvatore Ferragamo
・Saint Laurent
・Bottega Veneta
・COACH
・Tory Burch
などがありました。
飲食店(オレンジ部分)
いろいろな種類の飲食店やカフェが入っています。
・Babidabida(韓国料理)
・ソンスバンサン(韓国料理)
・SonSoo Kimbap(キンパ)
・BISTROBAR LAGRILLIA(イタリアン)
・CHIMAC HUNTER(フライドチキン・生ビール)
・PHO(フォー)
・キャラバン(ケバブ)
・Cathay Ho(中華料理)
・TACO BELL(タコス)
・ロッテリア(ファーストフード)
・ベスキンラビンス 31(アイスクリーム)
・Coffee@Works(コーヒー)
・アンティ·アンズ プレッツェル(プレッツェル)
・Coffee Bean(コーヒー)
第1ターミナルと比較すると、フードコートの面積自体は狭いかもしれませんが、利用者が少ない分ゆっくりと利用することができます。
その他施設(緑部分)
・両替所(新韓銀行)
・両替所(KEBハナ銀行)
・両替所(ウリ銀行)
・薬局
・書店
釜山の金海空港の様にコンビニが入っていないのは残念ですが、第1ターミナルの免税コーナーにもないので同条件ですね。
こうやってリストアップすると、コンコースで十分楽しめるということが分かります。
しかも利用者が少ない分、ゆっくりと楽しむことができます。
ちなみにトイレやソファー席も十分にあるので、お店に入らなくてものんびりできます。
筆者がコンコースを利用した際は、無料の充電スペースでスマホを充電している人や、パソコンを広げてお仕事をしている方もいらっしゃいました。
第1ターミナルビルにあってコンコースに無いものは?
でもやっぱり第1ターミナルビルの方が色々あって便利なんじゃ…とお思いではないでしょうか?
筆者が使ってみて気付いた違いとしては…
- ブランドショップの数
- インターネットゾーン(無料でパソコンが使える場所)
- ラウンジ
がコンコースには無い(少ない)というくらいです。
ブランドのショップに関してですが、第1ターミナルにはPRADA、Balenciaga、BURBERRY、BVLGARI、GUCCI、Hermès、Louis Vuitton、RIMOWA、TIFFANY & CO…などなど高級ブランドのブースが設けられています。
なので具体的に免税店で買いたいブランドが決まっていて、そのブランドが第1ターミナルビルにしかない場合は、買い物を済ませてからコンコースに向かうのが良いでしょう。
インターネットゾーンはコンコースには無いのですが、自前のパソコンがある方や、スマホでの調べものに関しては、フリーWiFiが使えるのでコンコースでも問題ありません
ラウンジに関しては、大韓航空やアシアナ航空利用者向けのラウンジが第1ターミナルビル・第2ターミナルビルにあり、コンコースには中国東方航空利用者向けのラウンジがあります。
しかしラウンジは基本的には利用する航空会社向けのサービスなので、これらの航空会社でない場合はラウンジのあるないに縛られる必要はありません。
逆に言うとこれ以外は、第1ターミナルとほぼ同じなんです。
ナップスペース(横になれるソファがあるエリア)や、リラックススペース、シャワー室などもターミナルビル同様に利用可能です。
コンコースでの過ごし方
私は食べることが大好きなので、けっこう出発ギリギリまで韓国料理を食べたい派です(笑)
というわけでコンコースにある色々フードコートをめぐってみました。
うろうろしていたら、搭乗時間まで時間が少なくなってきたので、カフェでコーヒーだけ頼むことにしました。
しかしカフェもいくつかあります(笑)
今回は飛行機の離着陸が見れて開放的な雰囲気のLAGRILLIAに決定!
韓国で流行ってる黒糖タピオカにしちゃった♪
最後に
今回は仁川空港第1ターミナルの先にある、コンコース(搭乗棟)の施設についてご紹介しました。
移動はちょっとめんどくさいけど、コンコース内は飲食店や免税店も充実していて、すごく便利だということが分かりました。
更にターミナルビルと比べると利用者が少ない分、のびのびと利用することが出来ます。
ですので「出発までの時間どっちで過ごそう…」と悩んでいる方はぜひコンコースに行ってみてはいかがでしょうか?
最後に…シャトルトレインの運行間隔は一定ではないので、余裕を持ってコンコースに移動するようにしましょう。