ソウルでは【事前搭乗手続き】という便利なシステムがあります。
通常、仁川空港で行う手続き(航空会社チェックイン、出国審査)をソウル駅で済ませることによって、重い荷物を運んだり、空港での長蛇の列に並ばずに済むんですが…
すごく分かりにくい(笑)
というわけで、この記事では事前搭乗手続きに関して、実際に筆者が行った方法や、陥りやすいミスについてご紹介します。
一度体験するとリピートしたくなるチェックイン方法なので、ぜひマスターして身軽に帰国しましょう!
スマート帰国手続きの流れ
事前搭乗手続きも色々方法があります。
今回筆者が行った手続きはこちらです。
①明洞駅からソウル駅に移動
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②ソウル駅の都心空港ターミナルへ移動
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③空港鉄道(A’REX)の直通列車チケットを購入
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④航空会社のカウンターで搭乗手続き(荷物も預ける)
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⑤出国審査を受ける
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⑥A’REXでソウル駅から仁川空港へ移動
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⑦専用出国口から保安検査場(セキュリティチェック)へ
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⑧専用出国審査で出国手続き
※②~⑥までがソウル駅、⑦と⑧が仁川空港での手続きとなります。
事前搭乗手続きが出来る航空会社は?
実は誰でも事前搭乗手続きが出来るというわけではありません。
2019年8月現在、日本行きのフライトで事前搭乗手続きが出来る航空会社は以下の会社です。
利用ターミナル | 航空会社 |
仁川空港第1ターミナル | アシアナ航空 |
チェジュ航空 | |
ティーウェイ航空 | |
イースター航空(イースタージェット) | |
ジンエアー | |
仁川空港第2ターミナル | 大韓航空 |
事前搭乗手続きをする条件は?
よし今回の帰国便はイースター航空だから、事前搭乗手続き対象だ!
と思うのはまだ早いです(笑)
対象の航空会社でも、更にいくつかの条件を満たさないといけません。
事前搭乗手続きを利用できる条件
・対象の航空会社であること
※チャーター便は対象外となります
・当日仁川空港を出発する国際線フライトに搭乗する
※アメリカ線は利用出来ないフライトがあります
・フライトの3時間前までに手続き完了
※第2ターミナル利用者は3時間20分前まで
・A’REX(空港鉄道)の直通列車(Express Train)の乗車券提示
※同じA’REXでも各駅停車の一般列車はNG
事前搭乗手続きの順番(画像付き)
ここからは筆者が実際に行った手続きの順番通りにご案内します。
①明洞駅からソウル駅に移動
明洞エリアに宿泊していたので、地下鉄4号線でソウル駅まで移動。
ソウル駅到着後は、水色の丸い印(Airport Railroad)をひたすら目指します。
②ソウル都心空港ターミナルに向かう
ここで注意なのが、地下鉄から行くとソウル都心ターミナルの地下3階に到着することです。
※手続きを行うソウル都心ターミナルは地下2階なので、エスカレーターで上がりましょう。
しかも厄介なことに、地下3階にも無人のチケット購入口(自販機)があるんです。
ですので地上から来た方も、地下鉄の駅から来た人もまずは地下2階を目指しましょう。
③空港鉄道(A’REX)の直通列車チケットを購入
ここでは2種類あるA’REXのチケット(直通列車と一般列車)が購入できるので、必ず直通列車(Express Train Ticket)を買いましょう。
私を対応してくれたおじさんは、片言の日本語が伝わりましたが…英語で伝えると確実ですね。
ちなみに韓国語で直通電車のチケットは…
직통 열차표[チクトン ヨルチャッピョ]
といいます。
また列車の時間ですが、何も言わなければ一番近い列車を勧められます。
この時間帯のチケットを購入したい!というのは英語で伝えても良いですし、駅員さんの手元にタブレット端末で時刻表が出ているので、指をさして伝えるのも良いです。
料金はチケット代の7,500ウォンと、チケットのデポジットで500ウォンで、合計8,000ウォンでした。
お金を払うと、カード形式のチケットと、レシートタイプの乗車券を受け取れます。
渡される際に「事前搭乗手続きしますか?」と質問されるので「はい」と答えると、レシートタイプの乗車券に手続きに必要なスタンプを押してくれます。
④航空会社のカウンターで搭乗手続き
チケット購入カウンターの隣の隣30mほど先に、各航空会社のカウンターがあります。
自分の乗る航空会社のカウンターに並んで、空港と同じ様にチェックイン手続きを行います。
この際に必要なのが、パスポート・A’REXの搭乗券の2点です。
ここでは帰国フライトの座席指定、搭乗券の受取り、受託手荷物(スーツケース)を預けます。
スーツケースも預けてしまうと、そのまま帰国後日本で受け取るのみになるので、空港までの移動やチェックイン後の観光が身軽になります。
但し、液体物の物を購入する予定がある方は、荷物を預ける前に買い物を済ませてスーツケースに入れておきましょう。
⑤出国審査を受ける
先程チケットを購入した窓口と、航空会社のカウンターの間にあるのが【出国審査(Immigration)】です。
ここでは、パスポートと航空会社のカウンターでもらった搭乗券(Eチケットでは出来ません)を提示したら完了です。
⑥A’REXでソウル駅から仁川空港へ移動
A’REXの出発時刻までに地下7階の直通列車乗り場に向かいます。
ソウル駅から仁川空港ターミナル1までは43分、ターミナル2までは51分の道のりです。
列車内にトイレはありますが、自販機などはないのでソウル駅でコーヒーなどの飲み物を買うのもありですね。
※何度も言いますが、保安検査場で液体物は没収されるので、それまでに必要なものだけを購入しましょう。
⑦専用出国口から保安検査場(セキュリティチェック)へ
仁川空港に着いたら、出発フロアの3階に向かいます。
航空会社のカウンターに行って長蛇の列に並ぶ必要もありません。
※こちらはTway航空の手続きに並んでいる乗客
そのま専用出国通路(Designated Entrance)に向かいます。
ここは通常空港スタッフなど特別な人しか使わないルートなので、ほぼ並ばずに【保安検査場(Security Check)】を通過できます。
※通常レーンで行くと、このように並んでいますが、専用レーンは前に1人しかいませんでした。
⑧専用出国審査で出国手続き
更にこの後の【出国審査(Immigration)】も端にある、専用ゲートで行います。
一度審査は終わっているので、係員の人が一瞬パスポートを開いて手続きが終わります。
※これまた私以外はいないという奇跡。
事前搭乗手続きを使ってみた感想
実際使ってみた感想としては…
なんでこんな便利なシステム、今まで使わなかったんだろう?の一言でした。
分かりにくいし、なんとなくめんどくさそう…という印象から、ずっと避けてきたのですが、今後は事前搭乗手続きはマストになりそうです。
【事前搭乗手続き✈️】今回はソウル駅から!前回はバスでしたが、ソウル駅で手続きする場合⚠️A’REXに乗ることが条件⚠️チケット買う時に航空割引受けられます⇒チェックインカウンターで荷物預ける⇒出国審査⇒10分待って終わり。電車の時間までフリー👍めちゃ楽〜! pic.twitter.com/Cz1vgG0ijK
— 🌕 お⃝や⃝す⃝み⃝ 🌙 (@412hn) August 9, 2019
ソウル駅都心空港事前搭乗手続き
から空港鉄道AREXに乗るまでに
気になっていたビュッフェ店
「季節パッサン ソウル駅舎店」
ロッテアウトレットにあるので便利
夏は飲み物にアイス食べ放題は有難い(*^▽^*)
日本語も通じるスタッフもいて2時間ゆっくりできました。#ソウル #季節パッサン pic.twitter.com/ElCug22QUR— chiyomi (@50belladonna) August 8, 2019
事前搭乗手続きめっちゃ便利だな。
— 妖狐 (@king_yoko) April 18, 2016
ソウル駅で事前搭乗手続きした人は
仁川国際空港ついたらここ通ります(^^)中に入ってからでも
タックスリファンド受けれます😊 pic.twitter.com/NptKyVGCrO— メンヘラちゃん😇8/14~17.10/11~14渡韓✈ (@menherachan_364) September 2, 2018
>>改めて、こんな人には事前搭乗手続きがオススメ!<<
・ギリギリまでソウルに滞在したい人
※仁川空港は混雑具合によって2時間前に到着してもバタバタ走る羽目になることも。
事前搭乗を済ませば1時間前までに専用ゲートをくぐれば良いので、ギリギリまでソウルを楽しめます。
・列に並ぶのが嫌いな人
※時間帯が良かったのかもしれませんが、今回ソウル駅で手続きにかかった時間は全部で20分でした。
それを仁川空港ですると3倍以上かかるのが通常です。
・LCCを利用している方
※LCCはスタッフやカウンターが少ない為、仁川空港でかかる時間も多いです。
更に空港内での移動も長いので、LCCの人にこそ利用してほしいです。
・お子様連れの方
※お子様連れだと、重い荷物を持ちながら、お子さんを抱っこしたり手をつなぐだけで大変。
大きい荷物がなくなるだけで、かなり負担が軽減できます!
・最後に行きたいお店がある人
※最後の食事はここで!〇〇で服を買って締めくくりたい!という方は、大きいスーツケースがあるとお店に入るときに置かせてもらえないことも…。
身軽な状態だと移動だけでなく入店もスムーズです。
最後に
今回はソウル駅での事前搭乗手続きに関してご紹介しました。
やってみると意外と簡単なので、この記事をきっかけにたくさんの方にチャレンジして頂ければ幸いです。
韓国旅行最終日は色々やりたいこともあるのに、空港での時間が気になって消化不良になりやすい日でもあります。
なので、計画性を持って、身軽にソウル最終日を楽しんで下さい。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。